本とおやつが好き。

本とおやつ、その他いろいろについて。

青木祐子『これは経費で落ちません14』 感想

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青木祐子さんの『これは経費で落ちません14』の感想です!

とても大好きで楽しみにしていたシリーズ!

森若さんと太陽くんが結婚してからのお話でした。

今回は、比較的、穏やか。

新システムの導入はあるけど、合併とか税務調査のときのようなピリピリするような感じはなく、日常回のような感じかな。

 

 

 

↓以下、ネタバレを含みます↓

 

 

 

 

 

 

シン天かすの導入で天天コーポレーションを担当しているシステム会社の有瀬さん。

有能すぎる……!

有瀬さんの仕事は私にはできない……絶対にできない……笑

何かを新しくすると、必ずごにゃごにゃ言う人はいるものだけど、有瀬さんのように根気強く向き合うのは本当に大変。

 

昔のことだけど、勤めていた会社で新しいソフトが導入されたときにいろいろ説明があったにも関わらず、

「おーい、ちょっとこれやってくれ」

と、平気で投げちゃう人に(# ゚Д゚)ムキーーー!!!と、なっていた私からすると有瀬さんは神に思える。

 

そしてそんな有瀬さんと田倉さん!

この二人はうまくいくといいなぁ。

ていうか、田倉さんは織子さんとは別れてたのね。忘れてた……。

 

あと、今回特に印象的だったのは、三人!

まずは、理恵さん。

いつでも穏やかで、藍の湯の人たちの意向を大事にしつつ、有瀬さんともきちんとコミュニケーションをとって、進めていこうとしている。

板挟みになっていて大変なはずだけど、藍の湯としての主張だけを振りかざすことがないのが良いと思った。

通勤のことだったり、バイトさんの扱いだったり、大らかというか大雑把というか、会社という組織で考えると「えーっ」ていうようなところはあるけど、それは仕事の手を抜いているとかサボっているとかそういうわけではなく、ただ知らないだけなんだろうな、と。

そして、指摘されればきちんと対応できる。周りの人も動かせる。良い人よね。

 

 

二人目は、窓花さん!

女子の動かし方を熟知している……!笑

根回しの仕方、伝える順番、誰に何を伝えるか、または伝えないか。たぶん、その匙加減がとてもうまい人なんだと思う。

面倒見の良さとかもそうだけど、雰囲気的に総務課が似合う人だな。

 

「仕事ができる人」ていうと、美華さんとか、希梨香ちゃん、織子さんのような人をイメージしがちだけど、窓花さんや真夕ちゃんのようなタイプが組織にいると諸々が円滑になる気がする。彼女たちもまた「仕事ができる人」なのだ。

 

 

三人目は、涼平くん!

女子の会話を聞いていないフリができる。

そして、おそらくだけど、聞こえているはずの内容について口外していない。

頂き物を配ったり、段ボールを片付けたりという雑務を当たり前にこなす。

こういうことができる男性って案外多くはない気がする。

まぁ、男女問わずだけど自分が参加していない会話の内容を、ペラペラと話してしまう人というのはいるもので……そういうのがトラブルの元にもなったりするからね……

涼平くん、あんまり目立たないけど今後注目かもしれない。

 

 

特に印象的だったのはこの三人だけど、今後が気になるのは、立岡さんと千晶ちゃんかなぁ……。

こういったらいけないけど……この二人は難しいのではないかという気がしてならない。

どうなるんだろう。

 

村島実奈さんはこの先どう成長していくのだろう。

でも、ポテンシャルはありそうなのよね、彼女。

ポンコツって言われていたけど、馬垣さんとは違うし。

メソメソしながらも頑張っているし。

大きい車が導入されたら案外がんがん運転して遠方まで営業行けるようになるかもしれないし。

 

山崎さんは……楽しそう。楽しそうだけど、本当に楽しいのかな。心配。

なんていうか、幸せになってほしい笑

 

 

 

最後に!

森若さん!!

隠して!!!見えてるよ!!!

浅葉なつ 『どうかこの声が、あなたに届きますように』感想

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浅葉なつさんの『どうかこの声が、あなたに届きますように』の感想です!

 

『神様の御用人』シリーズで好きになった浅葉なつさんの本。

 

元地下アイドルの奈々子は、とある理由からアイドルを引退。マスクが手放せない状態に……。

アルバイト生活をしていたある日、ラジオディレクターの黒木さんからお昼のラジオ番組のアシスタントにスカウトされる。

不安を抱きながら始まったアシスタントデビューの放送は、なんと後に、神回と呼ばれることに!

その後、多くのリスナーや局内のいろいろな人との関わりの中で、奈々子は少しずつ前に進んでいく……。

 

 


 

 

 

↓以下、ネタバレを含みます↓

 

 

 

 

 

 

 

最後の章“#TALK07”で涙がボロボロ溢れて、読み進めることができなかった……。

 

「承認欲求」というのは、悪い意味に思われがちだけど、必ずしもそうではないと思う。

家庭や学校、職場etc……どの場所でも、自分という存在が「認められている」と、思えることはとても大事なことだと思う。

もちろん、その欲求が行き過ぎちゃうのは良くないけれど。

奈々子ちゃんは、ネグレクトじみた母親との関係の中で、ずっと不安を抱えていて、それが事件とその直後の母親の発言によって、心が一気に崩れちゃったのかな、と。

 

でも、そんな奈々子ちゃん、というか夏海ちゃんだからこそ、もけもけ太郎に向けて出てきた言葉は本物だったし、彼の心にしっかりと届いたのだと思う。

 

 

最終章での、夏海ちゃんのアクシデントからエンディングに向けて、黒木さんをはじめ、これまで関わってきた人たちみんなの思いがしっかりと繋がっていく感じが、たまらなく最高だった……!

 

みんな、小松夏海のラジオアシスタント、パーソナリティとしての努力の歩みを認めている、みんなずっと夏海ちゃんの「声」をちゃんと聞いていたんだな、と思った。

一見、ヒール役っぽい吉本さんと大久保さんは、ただの感じ悪い人じゃなかったのも良かった!

大久保さんは最初に出てきた時から、たぶんこの人は良い人って感じがしたし()

この二人は自分の立場や役割を明確に理解しているプロなんだな、と。だからこそ、時にヒールにも見えてしまうんだろうな……現実でもあるよね、そういうこと。

黒木さんもプロだけど、それとはまたちがったベクトルで仕事に向き合っているっていう印象。

ていうか、どちらかというと、陣内さんの方がいろんな意味で不穏な印象()だったけど、そんなこともなくて安心した(´・ω・)

 

 

あと、印象的だったのは真崎くんの「ラジオって孤独でちょうど良かった」という言葉。

確かにそうかもしれない、と思った。

音だけだからテレビや動画サイトほど気を取られないし、自分で想像することもできる。

流し聞くこともできるし、アプリやメールでメッセージを送って繋がることもできる。

SNSのように膨大すぎる情報が溢れかえっているわけでもない。

繋がりすぎず、離れすぎず。

「孤独でちょうど良い」

この感覚はわかる気がする。

 

自分もすこーーーしだけラジオ局でバイトをしていたことがある。

東文放送みたいな大きな局ではなかったけど、スタッフさん達の番組制作への熱意とか、スポンサー獲得の難しさとか、パーソナリティさん達の勉強熱心な姿勢とか……

いろいろ思い出してちょっと懐かしくなったり。

 

ラジオって確かに斜陽産業かもしれないけど、なくならないものであってほしい。

最近あんまりラジオ聞かなくなっちゃってたけど、また聞こうかな!

 

青木祐子『派遣社員あすみの家計簿4』 感想

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青木祐子さんの3か月連続刊行の3冊目『派遣社員あすみの家計簿4』の感想です!

 

シリーズ第4弾!

読むのがとても楽しみでした。

 

今回は、元サニクレの谷崎さんたちが立ち上げたスタートアップ企業に引き抜かれたあすみちゃん。サニクレでの派遣社員をしつつ、新会社「リモバス」でも働き始める。

ダブルワークで忙しいながらも自分にできることに取り組むあすみちゃん。

プライベートでは、豊加(あすみちゃんの彼氏)との結婚話が進んで……

 

 

 

 

 

 

↓以下、ネタバレを含みます↓

 

 

 

 

 

 

リモバス! なんて面白そうな会社! でも、大変そう! 美園さんと谷崎さんはタイプは違えど仕事ができる人。 キャラが全く違くておもしろい。

この二人が組んでいるって結構異色な感じがする。

あすみちゃんに対する評価も全然違うし……笑

 

 

そして豊加の背景がいろいろ出てきたけど……

うん。彼もまたいろいろなしがらみの中で生きてきた人なのね。

ご両親ちょっとモヤモヤするし、このご両親との二世帯同居はなかなか大変そう。

ていうか、実家が田園調布なんだ……ちょっとイメージと違ったかも

 

釣書のところで、あすみちゃんの根っこの部分がちょっとわかった気がする。

お母さんと妹さんの経歴を知ると、あすみちゃんの働きっぷりには納得。

厳しい環境に負けずに自分にできることにしっかりと取り組むその姿勢は、藤本家の女性のDNAなのではないだろうか。

京日カーボンの一般職は本当に合わなかったんだろうな。

 

 

 

で、ラストの大事件。布石はあっとけれども。

そうなっちゃうかぁ……

豊加は過去にあすみちゃんのピンチを助けてくれたから、こんなことになるとは意外。

そうか、そうか……

 

でも、その大事件を乗り越えて「豊加に頼ろうとしていた自分」に気づけるあすみちゃんが素敵。

 

慰めて、契約内容の見直しをするか確認してくれる美園さんも良い上司。

ちょっとキツイ感じもあるけど、あすみちゃんの言葉で言うなら本当に『使う人』。

ちゃんと『使われる人』のことも考えているのね。

案外、こういうタイプの人って仕事しやすかったりもするのよね。

でも、椿さんをただの主婦だと思って侮るのは良くない!笑

 

あすみちゃんの無茶なお願いをしっかり聞いて対応したうえで、「藤本さんが優秀だからです」と断言してくれる矢野さんは本当に最高の担当さん。

あすみちゃんがサニクレに残れたことも自分の手柄にしちゃっても良さそうなのに、そうはしない。

美園さんや谷崎さん、椿さんや仁子とも違う。

それでも、矢野さんはめちゃめちゃ仕事ができる人。

間違いなく、あすみちゃんをここまで成長させた人たちの中のひとりなはず。

矢野さんのスピンオフがあったら読んでみたい……!

 

 

 

あと、今回ちょっと気になったのは谷崎さん。

考えすぎかもしれないけど、谷崎さんって山崎さん(「これは経費で落ちません」天天コーポレーション営業部)と対比になっている……?

 

仕事のために、自分のために、MBA取得のために海外へ行く谷崎さん。

海外赴任を「サラリーマンだから拒否できません」という山崎さん。(実際はまだ海外赴任すると決まっているわけではないけれど)

 

他人に対してあまり熱がないように見える谷崎さんだけど、彼女のビジョンにはいろいろな人の能力や思考が繋がってかみ合っていくことで力を持つというような「ロマン」がある。

 

人が求めているものを渡したくなってしまうという山崎さんは一見、優しくて「ロマン」があるように思えるけど、彼は相手を選んでいる。町工場には手を差し伸べるけど、馬垣さんには手を差し伸べない。

 

 

う~ん。

うまく言葉に表せないけど、この二人は何となく似ている(容姿が整っていて、仕事ができる、どこか人と深い仲にはならない雰囲気)けど、中身は正反対みたいな?印象。

山と谷だし……

少なくとも谷崎さんは町工場を気にかけるようなことはしないだろうし、山崎さんはあすみちゃんのお茶に誘いたそうな雰囲気はすぐに察してくれそう。

そんな気がする。

 

 

 

あすみちゃんはこれからはタワマン住まい!になるわけだけれども、どうなるのかな。

家賃は変わらずだけど、住む場所が変われば物価も変わるし……

豊加との復縁はあるのか、ないのか……(個人的にはナシ!)

豊加兄の話題がちょいちょい出てきたから、彼の再登場はあるのだろうか?

池端さんとのランチで何か起こるのか……(池端さん、ちょっと気になるけどなんか雰囲気がポンコツなんだよなぁ)

 

今巻で結構いろいろ状況が動いた気がするから、次巻がどんなストーリーになるのか楽しみです!

青木祐子『レンタルフレンド』 感想

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青木祐子さんの3か月連続刊行の2冊目『レンタルフレンド』の感想です!

 

主人公は、「レンタルフレンド」として働く七実ちゃん。

彼女を友達として「レンタル」するお客さまたちのストーリー。

 

高校時代の親友としてデザートビュッフェへ

女優の卵として人気ヘアメイクさんと観劇へ

友達として毎月の一緒に映画へ

友達として婚約者の元カノも参加する婚約披露パーティーへの参加

「友達」を「レンタル」する人たちの事情とその人生が垣間見えるお話でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

↓以下ネタバレを含む感想です!↓

 

 

七実ちゃんは頭の回転が速いんだろうな。

相手を見て、自分の役割を理解して、場の空気を読んで動く。

誰にでもできることではない……

少なくとも自分は全く知らない人の披露宴に友達として参加なんてしたらあっという間にボロが出ちゃう笑

 

なんとなくだけど、あすみちゃん(派遣社員あすみの家計簿)に似た雰囲気があるかも。

あすみちゃんより地に足がついているけど(笑)

 

印象的だったのは、第二話「赤い花に幻の水」の最後の与里子さんの言葉。

なるほどなぁ!と。レンタルフレンドが必要とされる最大の理由かもしれない。

帯の『「友達」は、借りるくらいがちょうどいい』という言葉にも納得。

 

 

あともうひとつ印象的だったのは、第四話の秋彦!

もうなんなの?この人……

無責任というか他責思考というかなんというか……

んーーーイライラする!笑

 

青木作品のダメンズ新メンバーだな……

(ちなみに、筆頭は、りっくん(派遣社員あすみの家計簿)、次点が鎌本さん(これは経費で落ちません!)だと思っている)

 

蒔田さんは敵なのか味方なのか。

今回はさらっと登場しただけだけど、次巻があったら彼の存在が七実ちゃんにどう関わってくるのかが見どころの一つかも。

 

シリーズ化すると良いな!

 

 

青木祐子『これは経費で落ちません!13~落としてみせます森若さん~』 感想

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青木祐子さんの『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』シリーズの13巻。

 

前巻でめでたくご結婚された森若さんと太陽くん。

今巻は二人の結婚休暇中の天天コーポレーションの様子が描かれたスピンオフ的な感じでした。

「あの時」の裏側や、あの人やあの人の本質に迫るような、ちょっとゾクっとするような(ある意味ホラー?)お話もあったりで、とても楽しめました!

 

 

 

 

 

 

↓以下ネタバレを含む感想です!↓

 

 

 

まずは真夕ちゃん!

真夕ちゃんは絶対にどこの組織でも重宝される人材なんじゃないかな。

めちゃくちゃ仕事ができるわけじゃないけど、守秘義務がきちんと守れる(これ、めちゃくちゃ重要)、自分の苦手とする分野をしっかり理解してミスを減らそうとしている、空気が読める、いろいろな人とコミュニケーションがきちんととれる。

好きなこと(ライブ)でモチベーションや気分を上げることができる。

素敵OLさんよねぇ!

見習いたい……(´・ω・`)

 

今回は同期のきりかちゃんと少しぶつかるような感じになっちゃったけど、それは経理部員としての立場を理解したうえでのこと。

同期だからって見逃すようなことはしちゃだめだもんね。

それでいて、きりかちゃんの発散にも付き合ってあげる。

なんて優しい子。

 

きりかちゃんは目立つタイプだし、アイディアと行動力がすごいから、ぐいぐい進んでいくタイプでいかにも仕事ができる!って感じがするし、実際そうなんだろうけど、でも、きりかちゃんタイプだけでは会社は回らない。

真夕ちゃんみたいなタイプの子がいる組織の方がうまく回っていくような気がしている。

それにしても……

経理部の皆さん!? 森若さんに頼りすぎじゃありません!?笑

もうちょっと頑張って!

まぁ、でも税務調査の時にはいろいろゴタゴタしたし、仕方ないのかな……

 

最終的にはうまくまとまったような感じになったし、きりかちゃんのご機嫌も直ったし(あぁ、でも、森若さんに「太陽の秘密教える」は、NGだと思うからやめておいてほしい……!)、何よりキャロラインも再始動が決まって良かった!

 

 

続いて、鎌本さん!

 

いやいやいや、ホラーでしょ……

初期の頃から、どういう思考回路してんだろ? と、ずっと思ってはいたけれども……

うん。予想よりだいぶ歪んでた!!怖い!

 

鎌本さん、森若さんが新人の頃から目を付けていたのね。

 

というか、妄想の中で沙名子って呼んでいるのがもう無理だし、自分が譲歩している風なのもおかしい。

総務部でさりげなく住所調べちゃうとか、実際にアパートまで行っちゃうとか、太陽くんに実家に電話かけて結婚式の日取りと場所を聞き出すとか、とっている行動が紛れもなくストーカー。

もう、擁護できるポイントが何一つない。

 

あとがき読んだら、鎌本さんは「決定的な何かがあるわけではないけど苦手な人」というようなポジションらしいけど……いや!無理だが!? と、思ってしまった(´・ω・`)

 

本当に森若さんが好きで、結婚したいと思っていたのなら、女性蔑視はやめるべきだし、上から目線で脅すような物言いはすべきじゃないし、コソコソと詮索するような行動はとるべきじゃなかった。ストーカー行為なんて論外。自分の母親と比べ、年齢や住む場所の条件等々、コスパとタイパを気にするのではなく、森若さん自身のことをリスペクトして知ろうとするべきだったんじゃなかろうか。

 

でも、どこかに分岐点があったとして、森若さんに鎌本さんルートがあったか考えてみたけど、たぶんない。100%ない。

 

森若さんは、にこにこ明るく笑顔で変な計算なくゆっくりとテリトリーに入ってきた太陽くんだから付き合ったんだろうし、太陽くんが森若さんの考えや行動に対して理解とリスペクトがあるということがちゃんと伝わったから結婚することになったんだろうし。

 

まさに『北風と太陽』

このタイトルは秀逸すぎる。

 

 

それにしても、みんな優しいね。

まぁ、鎌本さんを結婚式から遠ざける目的もあったんだろうけど、BBQで慰めてあげて。山崎さんはできた人だし、立岡さんは優しいし。

 

これで少しは鎌本さんも落ち着くといいね……。

 

 

 

次は、亜希さん!

 

亜希さんは体育会系! て感じよね。

体力、コミュ力、やる気がそろっている営業さんって感じ。

クラスにいると、男女関係なくうまくまとめてくれるタイプだと思う。

 

にしても、スーパキクチは……

でも、こういうことってある。

亜希さんが女性だから、とは思いたくないけど、仕事相手ではなく遠縁の子くらいの感覚で接しているような感じ。いざ、仕事の話になるとはぐらかされてしまうような。

可愛がっているのは間違いないのだけれど、ビジネスの相手とは思われていない。

亜希さん、悔しいだろうな。

 

でも、そこで腐らないのが亜希さんの良い所よね。

山崎さんとしっかり取引して、自分の成果は逃さないし、今回の一件でスーパーキクチを切り捨てることもしないだろうし、オチアイ加工のことだって気にかけ続けるし、うまくやると思う。

 

彼氏の晴真くんも良さそうな人だし。

仕事もプライベートも良い感じうまくいくと良いな。

 

 

そして、次は馬垣さん!

 

いるよねーこういう人。自己肯定感が高くて、余計なことして、良い所だけ持って行こうとして、都合が悪くなると平気で逃げちゃう人。

それでいて、その自覚がまったくない人!

 

そして不思議なのが、そういう人を絶対に切り捨てずに、どうにかして実績を積ませようとする人がいること。

手取り足取り何とかして成果を持たせてあげて……どうするの?

という感じなんだけど。

一緒に仕事したらめちゃくちゃストレスたまりそうで嫌だな……笑

 

ここまで自己肯定感が高くて他責思考でいられるのもある種の才能かもしれない。

 

彼が今後、社内でどうなっていくのかが気になる。

案外、海外の事業所とかに栄転(左遷?笑)させてみるのもおもしろいんじゃないかと思ってみたり……

 

 

最後は新発田部長! と、吉村部長!

 

普段あんまりメインで登場しないから、この短編は貴重!

天天の歴史を知る二人。

仲が悪いようで良くもない、という感じ。

仕事においてはお互いの信頼関係があるんだろうな。

 

吉村部長はいかにも昔気質の営業部長! というイメージ。部下を叱咤しながら育て上げ、飲みニケーション重視! みたいな。

でも、ちゃんと「人」を見ている。

新発田部長も同じなんだけど、それぞれのタイプとかをよく見て育てているっていうのが伝わってくる。

経理部と営業部にちゃんとした人材が育っているというのはこの二人の功績が大きいのではないだろうか。

人を育てることのできる組織は強い。

吉村部長は今後、亜希さんをうまく育ててほしいし、立岡さんをあと一歩成長させてほしいところ。

あとやっぱり、太陽くんのことは東京に戻してあげて。

新発田部長は、勇さんと森若さんに負担をかけすぎないようにするのと、仕事に対する意欲の強い美華さんをしっかり導いてほしい。

 

また、この二人の熱のある掛け合い読みたいなぁ!

 

 

 

今回、メインでの登場はなかったけど、その存在感が強かったのは山崎さん!

策士!笑

この人はいったい何者なんだろう……

 

山崎さんの「その人が欲しいものをあげたい」というのは、亜希さんに対しては「仕事の成果」だったけど、馬垣さんは……?

あれは、山崎さんの馬垣さんに対する嫌がらせ?

それとも、逃げ癖のある馬垣さんに逃げ道を用意した?

それとも、馬垣さんを試してる?

そういえば、あの時に電話をしたのも山崎さんだったような……

そもそも、どうしてあの場に山崎さんはいたの?

なんで、企画の内容知ってるの?

 

怖くない? 山崎さん……

 

 

今回は出てきてないけど、千晶ちゃんと山崎さん、絡んでほしいなって思っている笑

山崎さん相手では千晶ちゃんもペース崩れそうだし、ある意味ひと皮むけるんじゃないかと期待していたりする。

 

 

次巻からは、結婚後の森若さんと太陽くんの様子が読めるのかな?

太陽くんは大阪から本社に戻ってくるのかな?

それとも、別居生活が続くのかな?

そういえば、引っ越したみたいだけど、森若さんはあのお寿司屋さんにまた行けるのかな? 行ってほしいな……

 

 

ということで、次巻も楽しみです。

よしながふみ『きのう何食べた?』24巻 感想

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よしながふみさんの『きのう何食べた?』24巻

(2025年6月23日発売)

 

 

シロさんとケンジの二人の食卓を通して見える日々の生活。

今回は、ビビンバ、焼餃子、味噌煮込みうどん、チョコチップクッキー等々が登場。

普段よりも、登場キャラが多かったような……気もする。気のせいかな。

賑やかな人が出てきたからそう感じるだけかも。

これを読むと、ちゃんとご飯作ろう!意欲が芽生えるけど、大体3日くらいで挫折してしまう……笑

シロさんはすごい!

 

 

↓以下ネタバレを含みます!↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は何と言ってもシロさんのご両親のお話が一番印象的。

お二人の馴れ初め、子育て、シロさんとの関わり、ケンジの存在、そして最期。

年代的にもシロさんのご両親的には息子の同性愛は受け入れ難かったんだろうな、ということを改めて感じた。

最初の頃はシロさんのお母さん、久栄さんはちょっとヒステリックな感じもあったし、シロさんについて勘違いしているところもあったし、クセ強めなお母さんって感じだったけど、年が経つにつれてちょっとずつ変わっていっていた。

ケンジとも会ったばかりの頃は具合が悪くなったりして、もうケンジとシロさんのご両親は顔を合わせることもないんじゃないかとも思ったけど、前巻では結婚式にも来てくれて(若干の勘違いはあれど)、今巻でも一緒にお食事ができて……

ケンジのご家族ともお話しできて、まさに、これからって時だったようにも思える。

シロさんには内緒のお父さんのケンジへの告白は、後悔や懺悔でもあり、妻と息子への愛だよね。

シロさんにケンジがいて良かった、もっと早くに気づけたら良かったのかもしれないけど、時間をかけてたどり着いたからこその意味もあるのだと思いたい。

あと、この話を読んでから表紙を改めて見ると、本当に良い表紙だなって思う。

 

 

そして、今回印象的だったもう一人。

タブチくん!

軽いノリと抜群の切り替えの早さと圧倒的コミュ力!なんて羨ましい。

千波さんとは最初の頃、異色カップル的に描かれてたけど、仲が良くて何より。

「千波に(略)教えてやろ!!」ていうのがもう可愛い。うん、可愛い。

結婚せず、子どもも作らないという二人の生活も、らしくて良き。

また賑やかに登場してくれると良いなー

浅葉なつ『神様の御用人 見習い』 感想

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浅葉なつさんの『神様の御用人』新シリーズ!

神様の御用人 見習い』

楽しみに、楽しみにしていた新シリーズ!

 

 

 

↓以下ネタバレを含みます!↓

 

 

 

 

まずはとにかく……

思った以上に青藍がもふもふ!笑

黄金様ももふもふポジションだったけど、青藍はそれ以上!かわいい!

狼っていうよりサモエドなフォルムが最高すぎる!

しかも黄金様からは狼ではなく「白いしぇぱーど」て呼ばれてるし……笑

それにしても、神様やその眷属神様はみんなグルメなのかな。

黄金様もおやつ大好きだし、青藍もグルメだし、大国主神様も一緒に食卓囲んでるし、おやつもらいに行こうとするし。

できることなら、私も青藍に餌付けしたい。

 

新シリーズからの主人公は高校生の桜士朗くん。

身体が弱くてちょっと幼い神様大好きこじらせ系の天眼男子。

前シリーズの良彦くんが神様に詳しくない元野球部の体育会系っていうのを考えると、正反対な感じ。

由緒正しい神社の子で自ら御用人になりたいと志願しているところも良彦くんとは正反対よね。

 

良彦くんと黄金様は時に師弟関係のような厳しさみたいなのを感じていたけど、桜士朗くんともふもふ青藍はそれとは違う。

保護者枠とは言いつつも、兄弟のようなラフさがあって、それがまた読んでいて心地よい。

 

あと、前シリーズとの大きな違いは、桜士朗くんの家族が桜士朗くんの天眼を理解し、青藍の存在も受け入れ、何より『御用』に協力してるところ!

 

家族に事情と黄金様を隠しながら『御用』を遂行していた良彦くんとは大きな違いだと思う。

それにしても、桐堂院家の大らかさよ……

お兄ちゃん、なんで堂島ロールが一切れなくなっても平然としていられるのよ……

お父さんもお母さんも大らかさが半端ない。

ゆったり大きく構えてくれているのが良いね。

桜士朗くんは、悩んであたふたしてるけど、家族も青藍も大国主神様もみんなで優しくその成長を見守っている感じが暖かい。

 

天眼に生まれたことで自分には何か役割があるのではないかと思い悩んでいるところは、前シリーズの穂乃香ちゃんを思い出させるなぁ。

穂乃香ちゃんも最初の頃、なにかと悩んでいたよね。この天眼の二人が出会ったら面白そうだな。

 

神様たちもあいかわらず個性的。

猫探しに改名騒動(といより、かるた大会)、漬物づくりに趣味探し……笑

なんかみんな可愛いくて尊い

 

神様も悩みが尽きないのね……

見習いの桜士朗くんだからこそ、一緒に悩んで紆余曲折しながら進んでいけるのかな。

 

それにしても、桜士朗くんが東京の子だから関東エリアが舞台になるのかと思いきやそうでもなく……

その点がちょっと残念というか、意外というか。

もっと東京近郊が舞台になるのかと思っていた。

これから増えていくといいなぁ。

聖地巡礼してみたいけど、関西方面へはなかなか行けないので関東エリアの登場が増えてくれると嬉しいなって思ったり。

 

続刊も楽しみにしたいと思います!

 

あ、あと、できれば須勢理毘売様がお出ましくださると嬉しい……!