お題「私が持っている資格」 社会調査士!
『社会調査士』という資格を持っています。
社会調査士とは⇩のような資格です。
インタビュー調査やアンケート調査の方法を学び、統計や世論調査の結果を批判的に検討するなど、社会調査の現場で必要な能力をもった「社会調査の専門家」のことです。
調査企画から報告書作成までの社会調査の全過程を学習することにより、基本的な調査方法や分析手法の妥当性、またその問題点を指摘することができます。
この資格は、試験を受けて取得するものではありません。
大学で所定の科目を履修し、単位を取得。
卒業時に、一般社団法人社会調査協会に申請することで取得できる資格です。
私の場合、この資格を取ろう! と授業を受けていたわけではなく、所属していた専攻の必修科目だったから単位を取得していて、せっかくだから申請して(お金がかかるけど)取得しよう! くらいの気持ちでした。
ちなみに、この資格が取得できる大学はたくさんあるようで、2004年度から2022年度までにこの資格を取得している人は4万人以上!
思ったよりたくさんいる……笑
それでも、あまり名前を聞くことのない資格なので、履歴書に書くと、ほぼ100%の確率で
「これは、どんな資格ですか?」
と、聞かれます。
なので、上のサイト書いてあるようなことを自分なりに丁寧に説明するようにしていました。
ほとんどの面接官はそれで「そういう資格があるんですね」と、納得してくれていたし、そこから大学時代の研究内容について質問してくれました。
……が、わかってもらえなかったことも(-_-;)
某市役所を受けた時の面接で、やはり、
「この社会調査士とはどういう資格ですか?」
という質問。
それまでに何回も聞かれていたので、いつも通りに説明しました。
すると、二人いた面接官のうち、ひとりは
「へぇ」
と、いう感じで、それ以上何も言われなかったけれど、もうひとりの面接官は納得がいかなかったのか、
「それは、この資格がないとできないことですか?」
と……
いや、そうじゃないんだけど……
確かに、運転免許みたいに「この資格を持っていないとできないこと」というのがあるのはわかります。
でも、説明した通り、この資格は「社会調査の基礎を学んだ」ということを証明するようなもので、イメージ的には、漢検とかTOEICに近いものだと思うのです。
漢検受けてなくても漢字は書けるし読めるし、英検やTOEICを受けていなくても英語が堪能な人はいます。
この資格を持っていなくても、社会調査ができる人はいるし、統計的な分析ができる人も、もちろんたくさんいると思います。
だから、同じ説明をもう一度してみました。
この資格を持っていないと社会調査ができない、やってはいけない、ということではなく、社会調査の基礎を学んだことを証明するものです、と。
自分なりに丁寧に言葉を選んで説明したつもりでしたが、残念ながら面接官には伝わりませんでした。
返ってきた言葉は
「だからっ! それはこの資格がないとできないことなの!?」
えー……(-_-;)
だからさ、違うって言ってんじゃん……
「……いえ、この資格がないとできないことではないです……」
私がそう言うと、その面接官の方は
「ふんっ」と、大変満足そうなお顔をしていました。
私の説明が下手でうまく伝わらなかったのかもしれないけれど、何を確認したいのかがわからない質問だったなぁ……
それ以降、履歴書の資格欄に「社会調査士」は書かなくなりました。
話の持って行き方によっては自己PRにもなるけど、説明しても伝わらない相手がいる、という大きな学びになった出来事です。
余談ですが、その某市役所とはご縁はありませんでした。笑